洋楽 80年代 バラードのしっとり感でおすすめしたいAOR7選 その2 

80年代

AORジャンルにおいてもっとも親しみやすく人気なのが、このバラードテイストの曲だと思います。

米国や日本ではAORをアダルト・コンテンポラリー主体として捉えられていることから数多くの楽曲が存在しており、中には聞いたことがある作品も多いのではないでしょうか。

バラードのゆったりとしたスローテンポの美しいメロディーに、ソフトロックのコーラスやハーモニーからくる心地良さが見事にマッチしたサウンドは、いつ何度聴いても心を癒してくれます。

Marc Jordan / Margarita (1983年)

愛しのマルガリータ

マーク・ジョーダン(マーク・ウォルス・ジョーダン)はカナダ出身のシンガー・ソングライターです。

レコード・プロデューサーや俳優までこなし、ダイアナ・ロスやシカゴなど数多くの有名ミュージシャンに曲も提供しています。

ソロ活動もしており数は少ないですがリリースされたアルバムはかなり高い評価を受け、AORファンからも人気の作品となっています。

1978年にスティーリー・ダンがプロデュースしたデビュー・アルバム「Manneqwin」と1979年にジェイ・グレイドンによりプロデュースされたセカンド・アルバム「Blue Desert」の2枚が特に有名です。

今回ご紹介する ‘Margarita’ (愛しのマルガリータ) は1983年にリリースされたサード・アルバム「A Hole In The Wall」からの一曲なのですが、こちらの参加メンバーもかなり豪華なもので、デヴィット・フォスタージェイ・グレイドンをはじめ、スティーブ・ルカサーリチャード・ペイジまでもが関わっています。

研ぎ澄まされたAORサウンドにペイジスのバック・コーラスが加わり極上のライト・メロウを聞かせてくれる名曲です。



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Boby King / Close To Me (1984年)

BOBBY KING feat. ALFIE SILAS - close to me 84

ボビー・キングはアメリカ/ルイジアナ州出身のソウルシンガーです。
1968年にソレイションズというグループを結成し、1970年にグループ名義にてシングルデビューを果たします。

1973年からは現代音楽の根源とされるルーツ・ミュージックを広めたことで有名でなアメリカのミュージシャン、ライ・クーダーさんと活動されています。

80年代に入ってからはソロ活動にも取り組み1981年にファースト・アルバム「Bobby King」、1984年のセカンド・アルバム「Love In The Fire」の2枚リリースしています。

タイトル曲は「Love In The Fire」からの一曲になり、AOR界の楽曲提供で有名なロビー・ブキャナンも参加しており、ゆったりとしたアーバンメロティーに仕上がっています。


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Barbra Streisand / Guilty (1980年)

Barbra Streisand - Guilty (Official Audio) ft. Barry Gibb

バーバラ・ストライサンドはアメリカ/ニューヨーク出身のシンガー・ソングライターであり、女優・プロデューサーまで60年以上のキャリアを持つマルチタレントです。

1963年に「The Barbra Streisand Album」にて歌手デビューしグラミー賞を受賞。
また1968年には「Funny Girl」で主演女優賞を受賞し、その後も女優としても数々の成功を収めました。

「Guilty」は彼女の22作目となるスタジオ・アルバムで、BeeGeesのギブ3兄弟によって作詞作曲されています。

タイトル曲の ‘Guilty’ はバーバラ・ストライサンドとバリー・ギブによるデュエット曲となっており、このアルバムは彼女の中で最も売れた作品となっています。

多彩なキャリアを持つ二人が歌う極上のバラードは流石としか言いようのない1曲です!


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David Foster / Love At Second Sight (1985年)

デヴィット・フォスターはアメリカ/カナダ出身のシンガー・ソングライターで、レコード・プロデューサーから映画作曲家まで務める音楽界の重役的存在と言える人物です。

70年代から活動しており、シカゴをはじめアース・ウィンド&ファイアーケニー・ロギンスチャカ・カーンリチャード・マークスなど数え切れないほどの有名なアーティストのプロデュースをしています。

デヴィット・フォスターが自分名義にて1983年にリリースしたソロ・アルバム「The Best Of Me」から今回1曲ご紹介しております。

このアルバムは1983年にオリジナル盤、その後1985年に追加の曲を収録したもの、そして2004年には全曲コンプリート盤と3作品発売されています。

タイトル曲の「Love At Second Sight」は1985年より収録された曲で、当時新人アーティストだったヴィッキー・モストとのデュエット曲になります。



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Oattes Van Schaik / Everything About You (1985年)

Everything About You - Oattes Van Schaik

オーテス・ヴァン・シェイクはオランダのプロデューサーであるバーナード・オーテスとロブ・シェイクの二人によって結成されたグループです。

1985年にオランダにてデビュー・アルバム「The Limit」をリリースしグループ名もザ・リミットとして米国進出したところ、アメリカにはすでに同盟グループが存在しておりユニット名を「Outtes Van Schaik」と改名し発売することになりました。

このためオランダ盤の「The Limit」と全米盤「Outtes Van Schaik」の2種類のジャケット違いが存在しています。

当時オランダのダリル・ホール&ジョン・オーツと評されるほど馴染みやすいメロディーが高い評価を受け、AORファンからも人気を集めました。

「Everything About You」もまた極上のバラードを聞かせてくれる1曲です!


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Maurice White / I Need You (1985年)

モーリス・ホワイトはアメリカ/テネシー州出身のシンガー・ソングライターで、アース・ウィンド&ファイアーのバンドリーダーです。

学生の頃からドラムを始めナイトクラブなどで経験を積み、1966年にジャズ・ピアニストのラムゼイ・ルイスに弟子入りします。

ラムゼイ・ルイスのもとで演奏をこなした後、1969年にアース・ウィンド&ファイアーの前身となる「ソルティ・ペパーズ」を結成。

メンバーを増やしつつ活動を重ね、71年に「Earth wind &Fire」としてデビューします。

大ヒットを連発するも1983年に活動を一旦休止することになり、メンバーはそれぞれソロ活動に移ります。

その時にモーリス・ホワイトも生涯唯一のソロ・アルバム「Maurice White」を85年にリリースしており、収録曲の中で最も人気だったのがこの「I Need You」となりました。

まさに極上のバラード曲でロマンティックな名曲です!



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Foreigner / I Want To Know What Love IS (1984年)

I Want to Know What Love Is (2017 Remaster)

フォリナーは1976年にアメリカ人とイギリス人が集まって結成したロックバンドで、1980年からのバラード曲スタイルが目立ったグループです。

タイトル曲の「I Want To Know What Love Is」はフォリナーが1984年にリリースした5枚目のアルバム「Provocateur」からの1曲で、グループが最もバラード路線で作曲していた時期だと言われています。

「I Want To Know What Love Is」は全英シングルヒットチャートで1位を獲得し、ビルボード・ホット100ではマドンナからも1位を奪うほどの歴史的大ヒットを収めました。

イギリスでは最初で唯一のゴールド・シングルとなっています。

一度聞くと心に残ってしまうほどの親しみやすいこのメロディーは、もう名曲以外の何でもないですね!


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