洋楽 80年代 ドライブで聴きたい曲にておすすめしたいAOR7選 その1

80年代

前回ご紹介させて頂きました「バラードのしっとり感」に引き続き、今回は「ドライブで聴きたい曲」と感じるメロディーラインにて進めさせて頂きます。

AOR界ではウエストコースト・サウンド(またはウエストコースト・ロック)と言われ多くの方に愛されています。

60年代後半から80年代にかけてアメリカ西海岸のカルフォルニア州を中心に発生した楽曲で、フォークやブルース、ロックンロールなどの伝統的なアメリカンミュージックをミックスしたテイストになります。

オープンカーで走りながら聴きたくなるサウンドと言えます。
曲調がとても穏やかで心が軽くなるため、作業用BGMとしても最適ですね!

Jeff Lorber / It’s A Fact (1982年)

Jeff Lorber - It's A Fact (1982)

ジェフ・ローバーはアメリカ/フィラデルフィア出身のシンガー・ソングライターです。

日本でもスムース・ジャズ、フュージョン界のキーボディスト・プロデューサーとして有名でなので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バークリー音楽大学を卒業後、1977年「ジェフ・ローバー・フュージョン」というバンドを結成し同名のアルバムと、1979年セカンド・アルバム「ウォーター・サイン」の2枚のアルバムを製作します。

今では人気サックス・プレイヤーのケニー・Gも彼のグループから輩出されています。

1981年にはグループを解散しソロ活動を開始し、デビュー・アルバムとしてリリースされたのが「It’s A Fact」になります。

彼のフュージョンで培った巧みなキーボードと80年代らしいAORサウンドが見事にマッチした名曲です!


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Sergio Mendes / Never Gonna Let You Go (1983年)

Sergio Mendes - Never Gonna Let You Go (Official Visualizer)

セルジオ・メンデスはブラジル/ リオデジャネイロ出身のピアニスト、シンガー・ソングライターで、日本でもボサノヴァアーティスとしても有名です。

そんな彼も80年代ではAORブームの影響は大きかったようです。


1983年にリリースしたセルフタイトル・アルバム「SERGIO MENDES」ではボサノヴァのジャンルを超えたソウルフルでポップなAORメロディーに仕上がっています。

タイトル曲の「Never Gonna Let You Go 」はもともとシンシア・ワイル&バリーマンという有名なソングライター夫妻により作曲されたもの


当時は有名なアース・ウィンド&ファイアーに楽曲提供していたのですがレコーディングされず、アメリカの歌手ディオンヌ・ワーウィックとセルジオ・メンデスが起用しました。

ゆったりとしたスローテンポのメロディーに爽やかさが見事にマッチした、AORジャンルにおいて隠れた名曲と言える作品です。


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Chicago / You’re The Inspiration (1984年)

Chicago - Hard To Say I'm Sorry (Official Music Video)

シカゴは1976年にアメリカのシカゴにて結成されたロックバンドで、ロックに管楽器を取り入れたことで有名です。

グラミー賞を10回受賞し1億枚以上のレコードを販売、史上最も成功したロック・グループと言えます。

タイトル曲は1984年にリリースされた14枚目のアルバム「シカゴ17」からの1曲です。


以前ご紹介させて頂きましたピーター・セテラデヴィッド・フォスターの2人により作曲されており、リード・ヴォーカルもピーター・セテラが務めています。

邦題では「君こそがすべて」となり、この曲を聞くと心が満たされ勇気が湧いてきます!

アメリカ映画「青い恋人たち」(1983年)の主題歌や、日本でも雪肌精やTOYOTAのCMソングとしても起用されていますので聞いたことのある曲なのではないでしょうか。

一度聞くと心に残る素晴らしい作品ですね!


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Chaka Khan / Through The Fire (1984年)

チャカ・カーンはアメリカ/イリノイ州出身のR&B歌手です。

1973年に当時18歳だったチャカ・カーンはファンクバンド “ルーファス” のリードヴォーカルとしてデビューします。

スティービー・ワンダーから提供された「Tell Me Something Good」などがヒットし注目を集め、2度グラミー賞を受賞しています。

1982年にルーファスは解散し、チャカ・カーンは1984年よりソロ活動を本格的に開始。

同年にリリースされたアルバム「I Feel For You」が大ヒットし、プロデューサーにデヴィッド・フォスターなども参加したことからAORファンからも大きく人気を集めます。

チャカ・カーンはルーファス時代からソロ活動も平行していたため、「I Feel For You」は5枚目のアルバム曲になります。

タイトル曲もこのアルバムからの1曲で、デヴィッド・フォスターがプロデュースした作品。

穏やかなメロディーの中にもファンクの情熱感も隠れているのが伝わってくる名曲です!


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Peter Cetera / Stay With Me (1987年)

ステイ・ウィズ・ミー ピーター・セテラ

ピーター・セテラはアメリカ/シカゴ出身のシンガー・ソングライターで、ロックバンド「Chicago」のヴォーカリストだった方です。

伸びのある独特な高音の歌声で「100万ドルの歌声」と評されています。

60年代より「Chicago」にて活躍するなか、81年からソロ活動も開始し成功を収めます。

Chicago」とソロシンガーでの体力的な負担から、85年には「Chicago」の脱退を表明し完全なソロ活動に入ります。

タイトル曲の「Stay With Me」は以前ご紹介したボビー・コールドウェルから楽曲提供されたもので、日本映画「竹取物語」(1987年)の主題歌にも起用されヒット曲となりました。

100万ドルの歌声と清々しいAORサウンドがとても魅力的な名曲です!



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Kenny Loggins / I’m Gonna Miss You (1988年)

Kenny Loggins - I'm Gonna Miss You [HQ]

ケニー・ロギンスはアメリカ/カルフォルニア州出身のシンガー・ソングライターです。
ハリウッド映画「トップガン」(1986年)のテーマソング “Danger Zone“を歌ったことで有名です。

1972年に友人であるジム・メッシーナとロギンス&メッシーナとしてグループを結成しデビューします。

この頃の曲はフォーク調の作風で「ママはダンスを踊らない」や「放課後のロックンロール・パーティー」などのヒット曲を残しています。

1977年からはソロ活動を開始し、1984年に映画「フットルース」の主題歌に起用され注目を集めます。

1985年には「We Are The World」に参加し一部リードヴォーカルも任されました。

タイトル曲は6作目のアルバム「Back To Avalon」からの1曲になります。
バックヴォーカルとしてスター・シップのミッキー・トーマスが参加されています。

ケニー・ロギンスの曲は数多くの映画サウンドトラックに起用されていて、そちらを特集したスタジオアルバムが「Back To Avalon」になります。


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Larry John Mcnally / Just Like Paradise (1981年)

ラリー・ジョン・マクナリーはアメリカ/ニューヨーク州出身のシンガー・ソングライターです。

70年代にロック・ポップ界で有名なフィスフ・アヴェニュー・バンドで活躍した後、ピーター・ゴールドウェイにもギターリストとして参加されています。

フィスフ・アヴェニュー・バンドは山下達郎さんが曲作りの参考にしたことでも有名です。

ラリー・ジョン・マクナリーは、ロッド・スチュワートチャカ・カーン、ハリウッド俳優のブルース・ウィルスに「Lose Myself」など、多くのミュージシャンに楽曲を提供。

1981年に彼がソロ・デビューしリリースしたアルバムが「Lary John Mcnally」になります。

プロデュースにはアース・ウィンド&ファイアーなどを手掛けたジョン・リンドが携わっており、素晴らしいAORサウンドに仕上がっています。

タイトル曲も「Lary John Mcnally」からの1曲になります。



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