今回はAORの中でもメロディアス・ハードロックを中心にご紹介していきたいと思います。
欧州では今でもメロディアス・ハードロックをAORとして捉えていて多くのファンに支えられています。
厳密にはAOR=メロディアス・ハードロックと言い切るのは難しいところではありますが、欧州だけに限定絵せず世界中のアーティストをピックアップさせて頂きます。
シングル曲のみだったり、1〜2枚のみアルバムをリリースし国内盤は発表していないなど、素晴らしい名曲を残しているのにほとんど注目されていなかったアーティスト達も多くいます。
より多くの名盤・名曲に触れて頂きたいと思いますので、あまり型にはまらずにご紹介させて頂きます。
ハードロック寄り 第4弾
Joshua / Tearing At My Heart (1988年)
ジョシュアは1980年にジョシュア・ペライジを中心として結成されたメロディアス・ハードロックバンドグループです。
ロサンゼルスを拠点とし、全国のあちこちを飛び回りながら活動していたことで有名です。
1982年に「The Hand Is Quicker Than The Eye」という名のアルバムにてデビュー。
収録曲の「November Is Going Away」が大ヒットし、日本でも1位を獲得しました。
1985年にはセカンド・アルバム「Surrender」をリリース、ジョシュア・ペライジの素早いギター演奏が注目され “世界最速のギターリスト” と評価されます。
タイトル曲を収録してしている1988年にリリースされたサード・アルバム「Intense Defense」は史上最高のAORハードロックアルバムと評価され、メイン・ヴォーカルに実力派歌手のロブ・ロックが参加したことでも有名です。
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Survivor / Desperate Dream (1988年)
サバイバーは1977年にアメリカ/シカゴで結成されたロックハンドグループです。
1982年にハリウッド俳優シルベスター・スタローンが映画「ロッキー3」のテーマ曲をサバイバーへ依頼したことから “Eye Of The Tiger” が生まれ大ヒットしました。
この後リード・ヴォーカルを務めたデイブ・ビックラーが発声障害となりジミ・ジェイミソンへ変わりますが、それからバンドは黄金期を迎えます。
その後映画「ロッキー4」のテーマ曲 “Burning Heart” が大ヒットし、”Eye Of The Tiger“と共にサバイバーの代表曲として注目を集めます。
このハードロックテイストの2曲がとても有名ですが、メロディアスなバラード曲も実に素晴らしいのがサバイバー!
タイトル曲は1988年にリリースした7枚目のアルバム「Too Hot To Sleep」からの1曲になります。
あまり注目はされませんでしたが、AORファンからは人気の名曲です!
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Foreigner / Heart Turns To Stone (1987年)
フォリナーは1976年にアメリカ/ニューヨークで結成されたバンドで、主に大会場で派手なライブを行うスタジアム・ロックで大成功を収めたことで有名です。
バンド名のフォリナーは英米が混在するメンバー構成にちなんで付けられました。
結成当時はハードロック、プレグレッシブ・ロックのジャンルに含まれるサウンドでしたが、80年代に入りバラードテイストの曲をメインとしたAORメロディーへと変化していきます。
デビュー当時から大成功を収め、80年代以降もヒット曲を連発。
1981年の「Waiting for a Girl like You」や、1984年の「I Want to Know What Love Is」がとても有名で素晴らしいバラード曲です。
タイトル曲は1987年にリリースした6枚目のアルバム「Inside Information」から抜擢したオープニング曲なのですが、こちらはロックテイストな曲となっています。
メインストリームロック・チャート7位を獲得した曲で、とてもカッコいい名曲です!
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Tobruk / Falling (1985年)
トブルクはイギリスのヘッドフォードを拠点に活動したハードロックバンドグループです。
1985年にリリースしたデビュー・アルバム「Wild On The Run」は、アメリカのロックバンド ” Lita Ford” や “Bon Jovi” をプロデュースしたランス・クインが手掛けたこともあり、”英国のBon Jovi” と称されるほどメロディアスなサウンドです。
タイトル曲の「Falling」はラジオで何度も流されるほどのヒット曲となり、トブルクの代表曲と言えます。
1987年にリリースしたセカンド・アルバム「Pleasure+Pain」を含めアルバム2枚のみを残し解散となりました。
メロディアス・ハードロックファンにとっては今もなお人気の名盤となっています。
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Urgent / Running Back (1985年)
アージェントはアメリカ/ニューヨーク出身のメロディアス・ハードロックバンドグループ。
創設メンバーであるドニー・ケール(Vo)とユル・バスケス(G)は映画俳優としても有名です。
1985年にデビュー・アルバム「Cast the First Stone」がリリースされ、タイトル曲の ‘Running Back’ がビルホード・ホットチャート100に入賞しちょっとした成功を収めます。
1987年にセカンド・アルバム「Thinking Out Loud」を発表後ハンドは解散し、メンバーのユル・バスケスは “Diving For Pearls” に参加することになります。
タイトル曲も含め2枚のアルバム共に素晴らしいメロディアス・ハードロックを聴かせてくれているのに、解散となってしまったのは残念でなりません。
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Lee Aaron / Only Human (1987年)
リー・アーロンはカナダ出身のハード・ロックバンドです。
1980年から90年代にかけて数々のヒット曲を生み出しています。
1982年に「The Lee Aaron Project」のアルバムにてデビューし、その後1984年の “Metal Queen” や1989年の “Whatcha Do To My Body” などがヒットします。
タイトル曲は1987年リリースされた4枚目に当たるセルフタイトル・アルバム「Lee Aaron 」からの1曲で、ジャズ・ミュージシャンのグレン・ミラーから最高の作詞作曲と評価されたアルバムでもあります。
他曲のハードロックテイストとは少し違い、バラード要素も取り入れられた素晴らしい名曲です!
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Ann Wilson & Robin Zander / Surrender To Me (1988年)
「サレンダー・トゥ・ミー」は1988年にリリースされた曲で、アメリカのシンガー・ソングライターのリチャード・マークスとジノ・ヴァネリの実弟であるロス・ヴァネリによって書かれています。
アメリカで活躍していたロックバンド「Heart」のアン・ウィルソンと、チープ・トリックのロビン・ザンダー2人のヴォーカリストによるデュエット曲になります。
このパワーバラードは1988年に公開された映画「テキサス・サンライズ」に起用されたことでも有名です。
当時注目されていたミュージシャンが集まって歌ったこともあり、今もなお色褪せることのない名曲ですね!
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