今回はAORの中でもメロディアス・ハードロックを中心にご紹介していきたいと思います。
欧州では今でもメロディアス・ハードロックをAORとして捉えていて多くのファンに支えられています。
厳密にはAOR＝メロディアス・ハードロックと言い切るのは難しいところではありますが、欧州だけに限定絵せず世界中のアーティストをピックアップさせて頂きます。
シングル曲のみだったり、１〜２枚のみアルバムをリリースし国内盤は発表していないなど、素晴らしい名曲を残しているのにほとんど注目されていなかったアーティスト達も多くいます。
より多くの名盤・名曲に触れて頂きたいと思いますので、あまり型にはまらずにご紹介させて頂きます。
ハードロック寄り 第３弾
Walk On Fire / Blind Faith (1989年)
ウォーク・オン・ファイアはイギリス/ロンドン出身のメロディアス・ハードロックバンドグループです。
1987年にデイヴィッド・ケアンズ(Ke)とアラン・キング（Vo)を中心に結成され、1989年にデビュー・アルバム「Blind Faith」をリリース。
ForeignerやRattらと一緒にツアーを行うなど広範囲に活動し、「Blind Faith」は全世界で約25万枚を売り上げるほどの大ヒットを獲得します。
タイトル曲はアルバムのオープンングを飾るもので、限りなく洗練されたメロディーに渋く透き通った歌声が合わさり見事なサウンドを奏でる名曲です。
これほどの成果を上げるも商業的な成功は得られず、惜しくもこの1枚を残しバンドは解散となりました。
その後2017年にウォーク・オン・ファイアはセカンド・アルバム「Mind Over Matter」をリリースし復活を遂げています。
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Roulette / Heart Keep On Burning (1987年)
ルーレットは1985年にスウェーデンで結成されたメロディアス・ハードロックバンドグループです。
このルーレットのメンバーはそれぞれ違うグループで活躍していたミュージシャン達が集まって構成されています。
1987年にシングル曲 ‘Heart Keep On Burning’ 、1988年’Fool For your Love’ 、1990年 ‘Only The Strong’ を発表し、この３曲を含めたファースト・アルバムを製作するはずが、お蔵入りとなりリリースされなかったことから幻の北欧ハードロック/AORバンドとして有名です。
2008年になってシングル曲と未発表音源を含むアルバム「Better Late Than Never」がリリースされあっという間に完売となりました。
タイトル曲も含めどれも素晴らしいメロディーを聴かせてくれます！
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Jimmy Davis & Junction / Catch My Heart (1987年)
ジミー・デイビス＆ジャンクションはアメリカ/テネシー州を拠点にして活動していたメロディアス・ハードロックバンドです。
1987年に「Kick The Wall」にてデビューします。
ブルースにハードなエレキギターを取り入れたサザン・ロックという特徴に、ストレスを解消させてくれるような歌詞を持つタイトル曲が注目されメインストリームロックチャートで30位を獲得します。
80年代らしい哀愁の効いたハードロック/AORサウンドを聴かせてくれます。
当時この1枚のみを残して解散となりますが、2017年になって90年代にリリースするはずだったセカンド・アルバル「Going The Distance」を発表し、あっという間に完売するほどの人気となりました。
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Danger Danger / Naughty Naughty (1989年)
デンジャー・デンジャーはアメリカ/ニューヨーク出身のメロディアス・ハードロックバンドグループです。
1989年にボン・ジョヴィなどを手掛けたランス・クインによるプロデュースのもと、デビュー・アルバム「Danger Danger」をリリース。
このアルバムからはタイトル曲の ‘Naughty Naughty’ と ‘Bang Bang’ の２つのヒット曲が生まれました。
その後バンドはKISSやエクストリームなど様々なグループとツアーを行いながら、1991年にセカンド・アルバム「Screw It」、1993年にサード・アルバム「Cokeroach」を発表しますが、メンバーの大きな入れ替えなどが起こり活動休止になります。
派手なバンド名に反して、ポップかつメロディアスなハードロックを聴かせてくれる名曲揃いです！
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Boulvard / Never Give Up (1988年)
ブールバードは1983年にヴォーカル兼サックス奏者のマーク・ホールデンを中心に結成されたメロディアス・ハードロックバンドグループです。
結成当時は “Bild” という名前で1988年にデビューアルバム「Bild」をリリースし、カナダでツアーを行いグラスタイガーやボストンの前座を務めるなど実績を積んでいきます。
タイトル曲は「Bild」からの1曲で、伸びのある透き通る歌声に親しみやすいAORメロディーが合さり素晴らしいの一言に尽きます。
1990年にセカンド・アルバム「Into The Street」をリリースし、この時点でバンド名を “Boulevard” と変更しています。
高い歌唱力と抜群のメロディーを持っていたにも関わらず、2枚のアルバムをリリース後に解散となりますが、2014年に再結成を果たしました。
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Emergency / Hiding In The Shadow (1989年)
エマージェンシーは1986年にオランダで結成されたメロディアス・ハードロックバンドグループです。
グループの立ち上げにはErwin Musperという大物プロデューサーが参加しており、シカゴやデフ・レパード、メタリカにヴァン・ヘイレンと多くのミュージシャンに関わってきた人物です。
パワフルなヴォーカルにキーボードが見事にマッチした、心を掴むメロディアスなサウンドに仕上がっています。
残念なことにリリースされたのは1989年のデビュー・アルバム「Martial Low」1枚のみとなっています。
タイトル曲はオープニングにふさわしく、今でも聴き続けられる名曲と言えます！
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Diving For Pearls / You’re All I Know (1989年)
![Diving For Pearls - You're All I Know [1989]](https://i.ytimg.com/vi/wU5eGz6a-ro/0.jpg)
ダイビング・フォー・パールズはアメリカ/ニューヨーク出身のメロディアス・ハードロックバンドグループで、ダニー・ローマン(Vo)とジャック・モラン(Ke)の２人を中心に結成されました。
1989年にデビュー・アルバム「Diving For Pearls」をリリースすると、米国だけで25万枚を売り上げるほどの大ヒットとなります。
プロデュースには「Firehouse」や「Dream Theater」などを手掛けたDavid Praterが参加しています。
当時は国内盤もなく日本での知名度はとても低かったのですが、AORファンなら誰もが1枚は持っていいたと言われるほどの名盤として知られています。
タイトル曲も含め親しみやすいメロディーと心地良い歌声がとても魅力的な作品です。
惜しくも1枚のアルバムリリースのみで解散となりますが、2005年にバンドは復活しセカンド・アルバム「Texas」をリリースすることになります。
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